HILLS MAGAZINESTORY 17
小さく始めるカフェ経営。間借り・居抜き・デリバリー専門店を比較

SMALL START, SMART GROWTH

小さく始める。
確かめてから、育てる。

カフェを開業したい。けれど、最初から大きな店舗を借り、多額の費用をかけるのは少し怖い。

その感覚は、とても自然です。私たちも最初から完成された店舗を持っていたわけではありません。

今回はアサイーボウル専門店を例に、間借り・居抜き・デリバリー専門店・催事という、小さく始めるカフェ経営の選択肢を比較します。

01

WHY START SMALL?

なぜ、
小さく始めるのか。

カフェ開業では、物件取得費、内装工事、厨房設備、家賃、人件費など、営業前から多くのお金が必要です。

しかし、まだ売上が分からない段階で固定費を大きくすると、判断できる時間まで短くなります。

小さく始める目的は、夢を小さくすることではありません。

地域に需要があるか。商品はいくらなら選ばれるか。どの時間帯に売れるか。実際の反応を見ながら、次の投資を決めるためです。

02

SHARED SPACE

間借りで始める。

既存のカフェや飲食店が営業していない時間を借りて、自分の商品を販売する方法です。

新しく物件を借りるよりも、初期費用や固定費を抑えやすく、商品・価格・客層との相性を現場で確認できます。

HILLS BOWL(ヒルズボウル)では、間貸しを、地域の需要や商品の反応を確認するためのテストマーケティングとして推奨しています。

正確には、場所を借りる側の営業方法が「間借り」、場所を貸す側の仕組みが「間貸し」です。

営業時間や設備、保健所の許可範囲、売上管理などは、開始前に必ず確認しましょう。

03

READY-MADE STORE

居抜き物件で始める。

以前の店舗の内装や厨房設備を活用できれば、スケルトン物件より工事費と開業期間を抑えられる可能性があります。

ただし、設備が残っていることと、使えることは別です。給排水、電気容量、空調、冷蔵設備、動線を確認し、修理や撤去の費用まで見て判断します。

安く見える物件ほど、「後から必要になる費用」を先に確認する。これが大切です。

04

DELIVERY FIRST

デリバリー専門店で始める。

お客様が来店しないため、大きな客席や華やかな内装は必要ありません。小さな厨房から始めやすく、店頭立地に比べて物件の選択肢も広がります。

一方で、商品写真、メニュー名、価格、レビュー、配達後の品質が売上を左右します。プラットフォーム手数料も含めた利益計算が欠かせません。

まずデリバリーで地域需要を確認し、利益と自信がついてから店舗型へ進む。あるいは同じ厨房で複数ブランドを展開する。そんな成長方法もあります。

05

POP-UP TEST

催事・ポップアップで試す。

商業施設、商店街、イベント、住宅博覧会などで短期間販売し、その場所の客層と商品の相性を確認します。

日常の店舗営業とは条件が違いますが、「誰が足を止めるか」「何を見て買うか」「どの商品が選ばれるか」を目の前で観察できるのが強みです。

売上だけでなく、質問された言葉や迷った理由まで記録すると、商品設計やWeb、SNSの改善材料になります。

06 — PROOF FROM THE FIELD

全てを試したから、
全てを語れる。

路面、カフェの間借り、商店街、住宅博覧会。私たちの答えは、会議室ではなく、現場から生まれました。

机上の空論ではなく、すべてが実践。すべてが経験。

HILLS BOWLが屋台、カフェ、商店街、住宅博覧会で実施したテストマーケティング

START YOUR BUSINESS

あなたに合う始め方を、
選んでください。

開業方法に、ひとつの正解はありません。既に検証された仕組みで始める方法も、自分だけのブランドを専門家とつくる方法もあります。

WRITTEN BY

HILLS BOWL編集部

大阪・南堀江でアサイーボウル&サラダ専門店「HILLS BOWL」を実際に運営する編集部。店舗運営、飲食店経営、デリバリー、SEO・MEO、マーケティング、ブランドづくりなど、現場で得た知見をHILLS MAGAZINEで発信しています。